中古車のオークション相場が簡単に分かる全情報と代行利用の必須知識

中古車のオークション相場が簡単に分かる全情報と代行利用の必須知識
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

中古車購入・売却の手段の中で、販売・買取業者が入らないことでお得になるとされるのがオークションです。

今あなたは、オークションで中古車がどれだけの価格で取引されているのか知りたいと思っていませんか。

注意点として、古物商の資格を持たない一般の方がオークション会員になって、中古車を購入・売却することはできません。そのため、一般の方がオークションを利用するには「代行業者」を利用することになります。

中古車のオークション相場を知ることは今回ご紹介するサービスを利用すれば難しくありませんが、オークション代行業者をうまく使いこなすには、ある程度秘訣が必要です。

この記事でご紹介するオークション相場の傾向や調べ方はもちろん、オークション代行の利用のコツを知ることで、余分な費用を抑えてお得に中古車購入・売却をすることができるでしょう。ぜひ参考にしてください。

目次

オークション相場の傾向とオークション代行の注意点

最初に、オークション相場と中古車販売・買取価格の違い、そしてオークション代行を利用するうえでのポイントについてかんたんにお話しします。

オークション相場を調べる方法をまず知りたい方はこちら「オークション相場がわかるおすすめサービスを紹介」から進んでください。しかし、中古車のオークションを初めて検討する場合は、必ず知っておくべき知識だと思います。

以下の図のように、現在の日本の中古車流通では、オークションは無視することができない存在です。

中古車流通フロー図

拡大して見たい方はこちら

  • 中古車販売店は、オークションから中古車を仕入れて販売している
  • 中古車買取業者は、買い取った中古車を系列の販売店で販売・またはオークションで売却する

といった図式があるため、それぞれ業者の利益が乗ってこない分、オークションはお得に購入・売却できるといえます。しかし、オークションを一般の方が気軽に利用できるかというとそうではありません。

注意点:一般の方は代行業者を介さなければオークションは利用できない

個人でも古物商の資格を取得した方ならば、オークション会員になれることもありますが、原則、一般の方はオークション会場に入ることはできません。

オークネット.jpなどの、ネットオークションであればまた別です。

ちなみにオークション会員であれば、オークションの取引価格データを自由に見ることができます。こういった相場データをWEB上で公開しているのは、次の章でご紹介するように、オークション代行業者である場合がほとんどです。

そのため、オークション相場がわかっても、相場そのままで購入・売却できるわけではなく、代行業者の手数料をプラスする必要があります。

注意点:代行業者のメリット・デメリットを知っておく

オークション代行業者での購入・売却は基本的に業者の利益が乗らない分、お得に購入・売却ができるといえます。しかし、代行に依頼するからこその注意点も存在します。

今回ご紹介する方法でオークション相場が分かった場合、最終的に購入・売却に踏み切るかは下記のデメリットを受け入れられるかで決めるとよいでしょう。

自分には難しい!と思った場合は、中古車販売店での購入・買取業者の利用をおすすめします。

オークション代行の注意点

  • 落札側(購入):現物確認・試乗ができない
    一般の方はオークション会場に入れないため、代行業者が用意する資料を見て落札を判断することになります。
  • 出品側(売却):落札されない可能性がある
    大手会場における落札率が6~7割ですので、なかなか売れないという状況は珍しくありません。

オークション相場の傾向:中古車販売価格と買取相場との違い

オークションでの取引価格が、手数料が入らない分安くなることは冒頭でもお話ししました。実際、どれだけ価格が変わるかを実例でみてみましょう。

今回は

  • オークション相場と販売価格の比較:「オークション取引相場」と「販売店での中古車本体価格」を比較
  • オークション相場と買取価格の比較:「オークション取引相場」と「中古車買取相場予測」を比較

という方法を取りました。

ちなみに、販売において上記の比較を行うべきと考えた理由を以下に述べます。

  • 販売店でも法定費用は基本的に決まっており、変えることはできない
  • そのため販売店が売却益を乗せるのは、「車両本体価格」か、「法定費用以外の販売店手数料」
  • 販売店手数料の中でも主な利益となるのは「名義変更などの代行手数料」であるケースも多い
  • 代行手数料はオークション代行手数料と相殺される金額感なので、どれだけオークションで安く買えるかは「車両本体価格」と比較するのがよい

詳しくお話しすると、名義変更などの代行手数料は、合計すると5万円~が相場となります。オークションで取引することで、自身で行わなければならないという手間と引き換えにこの、代行手数料は浮くことになります。

しかし、この浮いた費用はオークション代行手数料で相殺されることが多いため、販売店の中古車本体価格とオークション取引相場を見ることが、販売価格からどれだけ安く買えるかの傾向と仮説を見るにはベストだと考えます。

ではピックアップした4車種のオークション相場と実際の中古車販売価格・買取相場の違いをみてみましょう。

  • ※オークション相場:オークサポートのオークション相場検索で調査
  • ※中古車販売価格:2016年12月現在のカーセンサー中古車から、上記と同じ車種・グレード・年式・美観(オークション評価のきれい=カーセンサー認定の評点4)を調査
  • ※中古車買取相場:「ナビクル」の中古車買取相場検索(実際の売買データをもとにしている)で調査

事例(1)スバル・フォレスターのオークション相場

スバルフォレスター

グレード 年式 オークション相場 中古車本体価格 買取相場
2.0 XT 2010年式 101~104万円 126万円 105.8万円

事例(2)トヨタ・アイシスのオークション相場

トヨタアイシス

グレード 年式 オークション相場 中古車本体価格 買取相場
プラタナU 2010年式 45~49万円 79万円 66.4万円

事例(3)マツダ・アクセラのオークション相場

マツダアクセラ

グレード 年式 オークション相場 中古車本体価格 買取相場
2.2 XD 2014年式 144~147万円 186万円 149万円

事例(4)スズキ・アルトのオークション相場

スズキアルト

グレード 年式 オークション相場 中古車本体価格 買取相場
G 2012年式 21~24万円 46万円 25万円

同じ車種・グレード・条件で比較したオークション相場と販売店での中古車本体価格は、20~30万、車種によっては40万円ほど差があることが分かります。

ちなみに今回より正確を期すため、走行距離もどちらも1万キロ範囲(4.2万キロと4.8万キロで比較する)で統一、ボディカラーも合わせています。

実際に車両自体が異なる点はどうしても否めませんが、オークション相場と実際の販売価格の違いの参考になればと思います。

その一方で、中古車買取相場とオークション相場にあまり差がないこともポイントです。この理由としては、世に出回っている中古車買取相場の情報はオークション相場をもとにしていることが多いため、両者にそこまで差がなかったと推測できます。

次の章でオークション相場がわかるサービスをご紹介していますが、今回の調査で利用した「ナビクルの中古車買取相場検索」も、オークション相場に近いものとして参考にしてもらってもよいでしょう。

オークション相場がわかるおすすめサービスを紹介

ここではいよいよ、オークション相場を調べることが出来るサービスをご紹介します。上述のように、オークション代行業者がこれらの相場を公開しています。

これらのサービスを利用してオークション相場を調べ、その結果購入・売却をしたいという場合は代行業者を利用することになるでしょう。そのため、オークション代行としてのサービスについても触れておきます。

また本章の後にお伝えする、オークション代行利用の必須知識は必ず読んでおいてください。

(1)オークサポート・オークション相場検索

オークサポート・オークション相場検索画面

オークサポート・オークション相場検索

オークション代行業者のオークサポートが提供する、オークション相場検索です。メーカー・車種等も日本語表記で、初めての方にも使いやすく・見やすくなっています。

こちらはオークサポートの中古車相場検索結果ですが、車両の状態なども、評点だけでなく日本語で表記されています。「この車の状態を確認」をクリックすると、オークション代行の申し込み画面へと進みます。

カーオークション.jpの代行手数料は落札成功時のみ発生するというのも安心です。また、万が一の故障に備えて3年間保証を付けることができたり、大きな瑕疵が見つかった場合に返品できたりといったオプションも用意されています。

オークサポートの代行利用手数料について、2016年12月現在の価格を調査しました。

オークサポートの利用手数料:中古車購入(落札)の場合

代行手数料 落札料 入札料
50,000円 8,000円 無料

オークサポートの利用手数料:中古車売却(出品)の場合

代行手数料 出品料 成約料 陸送費(往路) 合計
30,000円 約9,000円 約9,000円 地域により変動 48,000円+陸送費

(2)カーオークション.jp・相場検索

カーオークション.jp相場検索画面

カーオークション.jp・相場検索

カーオークション.jpも代行業者として知名度のあるサービスです。オークション代行手数料は成功報酬制であり、また、実際に落札したときの明細を公開してもらえる明朗会計のため、安心感があります。

相場検索の機能は、英語表記がベースでオークサポートに比べると若干扱い辛い印象です。筆者としては、オークションの相場を調べるのなら「オークサポート」の相場検索がおすすめです。カーオークション.jpの代行利用手数料を購入・売却別にまとめました。

カーオークション.jpの利用手数料:中古車購入(落札)の場合

代行手数料 落札料 入札料
落札価格が
150万円未満:39,800円
150万円以上:44,800円
300万円以上:49,800円
500万円以上:落札価格の1%
8,000円 無料

カーオークション.jpの利用手数料:中古車売却(出品)の場合

代行手数料 出品料 成約料 陸送費(往路) 合計
35,000円 約10,000円 約10,000円 地域により変動 55,000円+陸送費

2つの代行業者でも、代行手数料に大きな差はありません。売却(出品)の場合、オークサポートが若干安くなっていますが、1万円前後の差です。

サービスとして比較するのであれば、代行業者の「直接車を確認できない」というデメリットを埋められるかどうかで選ぶことをおすすめします。両社のサービスの特徴をまとめました。

カーオークション.jp オークサポート
・主な10会場の画像つきレポート
・(オプション)3年間保証
・(オプション)返品システム
・電話とメールで車の状態を報告
・(オプション)2年間保証

正直なところ、大きな違いは見られません。

しいて言えば、保証の充実と返品システム、画像つきのレポートが存在する(オークサポートでもメールで状態を確認できますが)ため、カーオークション.jpの方が安心感があるといってよいでしょう。

さて、以下の章では、オークション相場を調べたうえで実際に代行を使って購入・売却したい!という方に向けてオークション代行業者を利用するうえでの注意点をお伝えします。

オークション代行業者を安全に利用するための必須知識

最後に、オークション代行業者を利用するうえで、トラブルを避けるために知っておくべきポイントをお話しします。

正直、中古車が初めての方には難易度が高いオークション代行ではありますが、これらのポイントを知っておくことで、安全にお得な中古車を購入できる可能性が高まります。

【落札側(購入)】代行業者にチェックして欲しいポイントを伝える

オークション代行業者もプロですが、落札した中古車の品質に対してトラブルの話も聞かれます。

任せきりにせず、「ここはチェックして!」というポイントがあればちゃんと伝えておきましょう。落札行為自体は代行業者がおこないますが、選ぶのはあくまであなたの責任です。

落札した中古車が想像と違っても、基本的に代行業者は責任を負えません。自分で現車を確認できない分、不安に思う点はしっかり確認するようにしましょう。

【落札側(購入)】クレーム期間を確認し、落札後はすぐに点検をする

基本的にオークションはノークレーム・ノーリターンと言われています。しかし、オークション会場によってはクレーム期間が設けられており、その期間内であればクレーム申請が可能です。

とは言っても、一般的にクレーム期間は5日~1週間となっており、充分期間があるとは言えません。ものによっては落札当日のみ受付というものもあります。

つまり、陸送期間を考慮すると、実情としては「自分ではチェックできない」ということになり、実質クレーム期間がないに等しい場合もあります。

落札して一安心する前に、納車後は車体の点検をすぐに行うことはもちろん、あらかじめ「クレーム期間」の規定の有無・何日間の猶予があるのかについて代行業者に確認・ネットで調べたりするようにしましょう。

どの箇所をどうやってチェックすればいいのか?と疑問な方は、「中古車を購入する前にチェックするポイントを紹介」の記事を参考にしてください。

本来は中古車購入前の店舗確認でチェックしておくべき項目ですが、オークション代行での購入の場合は納車されたらすぐにこれらの項目をチェックし、事前に聞いていない不具合がないかを確認しましょう。

なお、低価格で落札された中古車については、クレームを受け付けてくれないケースが多いです。低価格にはそれなりの理由があるということであり、落札者はこのことを理解しておきましょう。

【出品側(売却)】最低落札価格を設定する

オークション出品の場合、当然「落札されるなら落札価格はいくらでもいい」というわけにはいかないと思います。より高く売るためにオークション代行を利用するのですから、希望額の最低ラインがあるはずです。

納得した取引をするために、いくらまでなら売却して良いのかしっかり考えておきましょう。代行業者の担当者へしっかり伝えるようにしてください。

オークションは基本的には業者間売買向けのサービスですから、落札にしても出品にしても一般の方では判断しづらい事象が出てくることも考えられます。その時は遠慮せず、担当者に相談するようにしましょう。

まとめ

中古車のオークション代行についてお話しましたが、いかがでしょうか。リスクに不安を感じたり、難しそうだと感じた方は、オークション代行は控えた方が良いと筆者は考えます。

中古車販売店や中古車買取店で購入・売却する方が簡単で、オークションにおけるリスクもなく安心です。リスクを踏まえた上で、オークション代行を利用したいと考えている方は、本記事に記載した注意点に気を付けて利用してください。

いかがでしたか。今回の記事では、オークションでの中古車取引相場の傾向とかんたんに分かる相場の調べ方、オークション代行利用の注意点についてお話ししました。

中古車のオークション相場は店舗で購入・買取業者に売却するよりもお得になる可能性が高い一方、直接車両を確認できないリスクとは隣り合わせです。オークション代行利用の注意点を再度記載します。

オークション代行の注意点

  • 落札側(購入):現物確認・試乗ができない
    一般の方はオークション会場に入れないため、代行業者が用意する資料を見て落札を判断することになります。
  • 出品側(売却):落札されない可能性がある
    大手会場における落札率が6~7割ですので、なかなか売れないという状況は珍しくありません。

特に中古車購入が初めての方は中古車販売店や中古車買取店で購入・売却する方が現物を確認できる分安心なのは間違いないでしょう。リスクを踏まえた上で、オークション代行を利用したいと考えている方は、本記事でお話しした注意点に気を付けて利用してください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

SNSで最新情報をチェック