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激安中古車を手に入れる為に知っておくべき注意点と探し方

激安中古車を手に入れる為に知っておくべき注意点と探し方

車が必要だけれど経済的に余裕がなく、激安の中古車を探しているという方は多いことでしょう。中古車の値段というものはまさにピンキリで、探そうと思えば1万円の中古車だって見つけることができます。

しかし、1万円で手に入れた中古車でも、明らかな不具合がある、もしくは事故につながってしまっては意味がありません。安さの理由と効率の良い探し方を知ることで、「激安でちゃんと乗れる中古車」を見つけることができます。

今回は、中古車を激安で買うための必要知識と、注意点をお話しします。ぜひ参考にしてください。

おすすめの激安中古車と選ぶポイント

中古車の価格は状態によって決まる部分が多いのですが「5~20万円で買える中古車」というだけなら、それこそ膨大な数があります。参考までにカーセンサーで車両価格を「下限なし~20万円」で検索してみると、実に22,000台以上が出てきます(2016年3月現在)

しかしその中には、修復歴車や水没車など、安全に乗る上でリスクになる中古車も多く存在します。

激安中古車の中で、ちゃんと乗れる車を選ぶための大切なポイントを、この後の章でお話ししていきます。

激安中古車の主な2パターン

まず、激安の中古車と言われるものには大きく分けて以下の2つのパターンが存在します。

0円に近い買取車を5万円~で販売するパターン

1~5万円程度、もしくはタダでの引き取りなど、ほぼ無料で買い取った車を5万円~10万円の値をつけて販売するパターンです。

こういった中古車は、使い物にならないと思われがちですが、実際には予想以上にちゃんと走ります。これは近年になって、車の機能が向上していることが理由です。筆者が中古車専門店のオーナーに直接調査したところでも、10~15年間は中古車でも安全に走るという見解を得ています。

5万円~の中古車の注意点

  • 15~20年落ちの中古車までいくと機能に不安がありますので、避けるようにしましょう。
  • タダ同然で買い取ってからそのままでは売れず、整備を入れてから売る場合もあります。その場合でも、納車整備費用は購入するユーザーが負担するケースが多くなりますので車の状態は良くなりますが、負担金額は上がります。
    見積もりの諸費用内訳に注目し、「整備費用」「車検整備費用」と書いてあれば買取後整備が入っていることになります。この後にお話ししますが、諸費用がふくらんでいるのはこれが理由のケースもあります。

車両価格は激安だが諸費用で利益を取るパターン

こちらに分類される車は、車両単体価格が安いものでは1円という値段がついていますので、目を引かれることも多いでしょう。

しかしそれは販売店の目論見どおりで、注意しなければならないのは、諸費用込みの総支払額です。こういった車は状態や年式も悪くないので明らかに魅力的に写ったりするのですが「諸費用」に販売店の利益を乗せている場合があります。

筆者の見解では、「激安中古車」を探すならこのパターンはあまりおすすめしません。

激安の車体価格で目を引いて「まずお店に来てもらう」というのが目的でもあるため、こういった車はトータルでは安くならないことも多いのです。また、前述のパターンで、事前に整備を入れた分諸費用が増えていたとしても「整備を入れなければ売れない状態だった」と考えられるためです。

諸費用込みでの金額と、見積書で諸費用の内訳を確認することが大切です。中古車の諸費用について詳しくは「中古車の購入時に掛かる諸費用を徹底解説」を参考にしてください。

おすすめの激安中古車はフィット・マーチ

ここまでの話を受けて、筆者がもっともおすすめしたい激安中古車は以下の2車種です。

  • ホンダ フィット
  • 日産 マーチ

具体的なおすすめ理由をこれからお話しします。

ホンダ フィット

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※車両価格0~20万円の全国在庫:1225台(2016/3/24時点)

日産 マーチ

マーチ

※車両価格0~20万円の全国在庫:1132台(2016/3/24時点)

理由:激安まで走行距離が増えてもタフな走り

エンジンの重要な部品であるタイミングベルトはゴム製で、10万kmで交換する消耗品です。しかしこれがタイミングチェーン式であれば半永久的に乗れると言われています。軽自動車では大半がタイミングベルトを使っていますが、チェーン式の代表格がフィットやマーチ、カローラ系と言われる車なのです。これらの車種は走行距離による交換がほぼ不要で、かなりの期間安定して乗ることができます。

通常、その分価格は高くなるのですが、在庫が溢れぎみのフィットと、市場人気がそこまでないマーチは中古車でも激安のものが出回っていますので非常におすすめです。

激安中古車の軽自動車:注意点とおすすめ車種

軽自動車は新車価格も手頃なものが多く、中古車ともなればその傾向はより顕著です。
激安価格で中古車を検索しても、軽自動車が引き当たることも多くあります。また燃費が良いのでランニングコストがかからないと思う方も多いのではないでしょうか。

注意点:軽自動車だから燃費が良いとは限らない

しかし、e燃費での実燃費実績を見ると、軽自動車だから燃費が良いとは限らないということが分かります。一般に、実燃費はカタログ燃費の70%と言われているのですが、e燃費の軽自動車実燃費ランキングの上位6グレードから4つをピックアップした表がこちらです。

メーカー 車種・グレード名 車種名 実燃費 カタログ燃費 燃費達成率
スズキ アルト 660cc(HA36S)
AMT FF AGS / F
アルト 26.97 29.6 91%
スズキ プレオ 660cc(LA300F)
CVT FF プラス
プレオ 23.03 30 77%
スズキ アルト 660cc(HA36S)
CVT FF L/S/X
アルト 22.46 37 61%
スズキ プレオ 660cc(LA300F)
CVT FF プラス 後期(MC後)
プレオ 21.57 35.2 61%

もともと、カタログ燃費が高すぎるという見方もできますが、燃費達成率は70%を切っていること、同じ車種でもグレードによって実燃費のパフォーマンスが大きく異なることが分かります。また上記は軽自動車でも実燃費の上位車種なので、他車種ではもう少し燃費の実力は落ちます。

軽自動車の中古車だから激安でもランニングコストが良い=買い得とはかぎりませんので注意が必要です。

とはいえ、燃費以外の広い荷室や使い勝手の良さから、やっぱり軽自動車で探したい、という方もいることでしょう。軽自動車の中古車で、おすすめを挙げるならば、さきほどの「走行距離に対する耐久性」から軽自動車の中でもタイミングチェーンを採用している車種です。代表的なものをご紹介します。

スズキ ワゴンR

ワゴンR

スズキ車は以前からタイミングチェーン採用のモデルが多いメーカーです。現行のスズキ軽自動車は全てタイミングチェーンを採用しています。

日産 モコ

モコ

こちらのモコも、車両自体はスズキであるためタイミングチェーン採用です。

これらの車種は中古車市場の流通台数も多く、在庫も余り気味で値段も下がっています。走行距離10万km未満、修復歴なしの中古車が総額15万以下で手に入ることも多いです。

知っておくべき激安中古車のリスクと注意点

ここまで激安の中古車のパターンと、おすすめの車種をお伝えしました。

次は激安の中古車について回るリスクと、避けるためのポイントをお伝えします。これらを知ることで、「ちゃんと乗れない激安中古車」を回避することができます。

修復暦車の可能性

修復歴ありの中古車は絶対に避けましょう。修復歴車とは車の骨格(フレーム)に破損があり、修理した車のことです。文字通り車の骨組みといえる部分の破損は危険がともないます。購入したその場でも無事に動いても、後日、どんな不具合が出るかは予想できません。

おとり在庫の可能性

おとり在庫とは、実際には店舗に在庫はないが、「在庫として」掲載されている中古車のことです。不動産の賃貸で時々見られる手法ですね。

魅力的な中古車に惹かれて来店すると「ちょうどさっき売れちゃったんですよ」と言われ、別の中古車を勧められます。今から別の店に行くのも面倒で、そのまま購入してしまう、というのが狙いです。

カーセンサーやグーネットでも、「おとり在庫」は禁止されています。しかし実際は確かめる術がありませんので今でもやっている業者がいる可能性が高いです。本当に直前に売れてしまった可能性もありますが、実際に在庫がなかったりするのは怪しいと思いましょう。

水没車の未申告

実は、水害による水没車は修復暦にはなりません。つまり修復暦なしと書かれていても水没車の可能性があるということです。水没車はその時は問題なくても電装系が次々故障し、結局新車を買った方が安かったなどという例が発生しています。

確認するための方法としては、運転席のシートベルトを限界まで引っ張って泥のラインのようなシミがないかあるか、また車内の換気が止まっていた状態で、室内から雑巾のような臭いがすれば水没車の可能性大です。

激安中古車の探し方

では実際に、激安中古車を探すおすすめの方法と、押さえておきたい注意点についてお話しします。

激安中古車は中古車検索サイトで探すのがおすすめ

激安中古車はどこで探せばいいのかは、結論から言えば、ネットの中古車検索サイトで探すのがおすすめです。その理由は主に以下のようなことが挙げられます。

激安中古車で中古車検索サイトをおすすめする理由

  • 全国の膨大な在庫から、お住まいの近隣エリア、予算に応じた価格帯で探すことが出来る。
  • 修復暦車、事故車などを事前に条件設定で取り除くことが出来る。
  • 中古車は必ず現車を確認するべきなので、1店舗1店舗回るのは非効率。始めにある程度絞り込んでおく、または指定エリアの情報を集約することで効率的に探せる。

これらの点で、激安中古車を探す方法として中古車検索サイトは相性が良いといえます。

実際店舗で現車を確認する際には、リスクを避けるため、上記に挙げたような注意点はもちろん、中古車の基本的なチェックポイントを押さえておきましょう。チェック項目について詳しくは「中古車を購入する前にチェックするポイントを紹介」を参考にしてください。

激安中古車を探すのにおすすめなサイト

数ある中古車検索サイトの中で、筆者の見解から激安中古車を探すのにおすすめなのはカーセンサーとグーネットです。

まず、知名度の高いサイトの激安価格帯在庫数の調査結果を見てみましょう。

車両価格/サイト カーセンサー グーネット 車選び.com カカクコム
 ~10万 7,637 6,822 9,177
10~30万 59,318 53,979 15,084 66,375
  • ※2017年1月時点での中古車在庫数
  • ※価格条件の指定ができないサイトは、10~20万円/20~30万円それぞれの合計台数を10~30万円在庫台数として計算

この結果を見ると、~10万円ゾーンで言えばカカクコムがもっとも台数が多くなってます。次いでカーセンサーとグーネット、10~30万円ではこちらもカカクコムがもっとも多く、カーセンサー・グーネットと続きます。

その結果なぜカーセンサーとグーネットがおすすめかといえば、価格設定の柔軟さです。実際検索してみると分かるのですが、激安車を求める人には、5万円~25万や、20~30万のように、自身が工面できる金額の範囲内で柔軟に探したいというニーズがあると思われます。

カーセンサーとグーネットでは下限・上限金額を自由に設定できる一方、他のサイトでは10~15万円のように価格帯が区切られています。価格重視のスムーズな検索をしたいならカーセンサーとグーネットで探すのが良いでしょう。

カカクコムは台数規模はありますが、上記の価格帯がさらに広く10万円単位で区切られており、検索機能では上記2サイトに一歩譲ります。

中古車を1円でも安く買う為の秘訣

ここまでは、激安中古車で人気の車種や、探し方についてお伝えしてきましたが、より中古車を安く買うために、覚えておくべきポイントを3つご紹介します。

中古車が安くなる時期を知る

中古車には1年のうちで、「安くなる時期」が存在します。一般に安くなるのは4月中旬~5月、または11月と言われています。2~3月までの車検に伴う乗り換え需要と、新車販売の決算期によって、車需要が一気に高まった後、中古車在庫がだぶつくことによって中古車の価格が下がりやすくなります。

中古車を安く買える時期について詳しくは 「中古車が最も安い時期を知って、可能な限り安く中古車を手に入れよう!」を参考にしてください。

ディーラーの代車落ちを狙う

質の良い中古車をお得に見つけたい、という方にはこの方法がおすすめです。

ディーラーで代車として顧客に貸し出されていた車は、新車の販売終了(モデルチェンジ)と共にその役目を終え、中古車として販売されるものもあります。こういった中古車が優れているのは、年式に対して走行距離がそこまで無いことと、ディーラーで充分な整備をされた中古車という点です。価格に対して、良質な中古車を狙うならばぜひ押さえておくべきでしょう。

具体的な探し方としては、車種に絞って地元のディーラーに問い合わせしてみる、もしくは中古車販売を行っているメーカー系列ディーラーで探すのがおすすめです。ディーラーの中古車在庫はD-Ucarなどで検索・問い合わせができます。

レンタカー・社用車落ちの中古車を狙う

レンタカーや社用車として使用されていた車が、中古車として販売されているケースもあります。これらの車は、

  • 使用頻度が通常の車に対して低い傾向がある
  • 大手レンタカーはきちんとした整備が行われる事が多い

という点から掘り出し物の可能性があります。

しかし、例外もありますので注意が必要です。
社用車でも広範囲をカバーするための営業車として使われていて、一般よりハードに乗られていた、レンタカーでも業者によってはずさんな管理をしていた、という可能性です。そのためさきほどご紹介した、中古車現車のチェックは必ず行いましょう。

まとめ

いかがでしたか。今回は、激安中古車を探すためのポイントと、注意点についてお話ししました。
以下に主なポイントを整理します。

  • 激安の中古車には0円~激安価格で買い取り5万円~で販売/車両価格は激安に抑えて諸費用で利益を取る2パターンがある
  • 後者の場合は、総負担額が結局高くなること、また整備費用が乗っている=整備しないと売れない車の可能性があるのでおすすめしない
  • ほぼタダで買い取ったような中古車でも、質が上がっており新車登録から10~15年は走れる
  • 走行距離に左右されないタフさから、フィット/マーチが激安中古車ではおすすめ
  • 激安でも修復歴車/おとり在庫/水没車は避ける
  • 激安中古車の探し方はリスクを加味した絞込みが出来る中古車検索サイトがおすすめ
  • 安く買える時期・ディーラー代車落ち・レンタカー落ちの中古車もお得に買える選択肢として有効

コラム:審査が通らない人には自社ローンという選択肢も有り

激安の中古車を探している方の中には、自動車ローンの審査に通らず、ローンが組めないという方もいるかもしれません。

そういった方への選択肢のひとつとして「自社ローン」というシステムがあります。これは、信販会社を介さない、中古車販売店が自社で組むローンのことです。
以下のような特徴があります。

自社ローンの特徴

  • 自社でローン契約を結ぶため、ブラックリストに載っている、審査に通らない、任意整理や自己破産をしている方でもローンが組める可能性が高い
  • 金融機関ではないため、金利を謳えない=金利は実質0
  • その分、中古車の価格は若干高くなる

自社ローンの支払例

24回払いと仮定すると、以下のような支払いパターンで中古車が購入できます。

  • 3万円/月⇒72万円の中古車が購入可
  • 5万円/月⇒120万円の中古車が購入可

激安中古車等を探している方の中には、車に乗る必要がある、もしくは今すぐ車が欲しいけど、当座のまとまったお金が作れない!もいると思われます。そういった事情に応える選択肢のひとつが自社ローンです。

その分中古車価格は高くなりますが、それでも利用者はどんどん増えており、それだけニーズがあるということでしょう。最初は自動車ローンを検討していたけど審査に落ちてしまって…という方は検討してみるのもおすすめです。

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